あけましておめでごとうございます。捨てられたメガホンです。
VRChatやってみたいなー…
と思ったそこのあなた。実は15万円(と7,000円)用意すればVRChatが動くPCとVRヘッドセットを買えちゃうんです!!!!
え?Meta Quest 2 があればPCがなくてもVRChat出来るじゃんって???
うるせー!
冗談はさておき。確かにMeta Quest 2単体でVRChatをVRでプレイすることが出来ます。しかし、単体では行けないワールドや見られないアバターが非常に多いため、VRChatライフを満喫したいなら遅かれ早かれPCを買うことになると思います。
VRChatって何?という方は超万能なアイツにでも聞いて下さい。
価格は2023年3月15日時点の価格.comの最安価格を掲載しています。PCパーツの価格は大きく変動するので、組む時は他のパーツの価格も調べたほうが良いです。
それでは早速構成を見ていきましょう。
注意!
この記事は筆者があぐらをかいて価格.comを見ながら適当に組んだ構成です。実際にこの構成でPCを組んで動かなかったり、爆発したりしたとしても筆者は謝ることしか出来ないので悪しからず。PCを組むときは目に穴が空くほど調べてから組もう!
VRヘッドセット
まずはVRヘッドセットから。Meta Quest 2…ではなくPico 4を選択。価格は42,000円。

Meta Quest 2より1万円以上安く、かつ軽くて画質も良いというVRヘッドセットになります。発売初期はファームウェアの不具合等でネガティブなレビューもありましたが、今は安定しているようで。かなり良い選択肢になっているんじゃないですかね?
Meta Quest 2と詳細に比較したいなら他のWebページをどうぞ。
ここからはVRChatを実行するPCの構成です。
CPU
CPUは AMD Ryzen 5 5500 を選択。価格は13,478円。

現在Zen4アーキテクチャのRyzen 7000番台が発売されていますが、こちらは1世代前のZen3です。性能は Cinebench R23 Multi Coreで10,000点 ほど。VRChatやる上では最低限より1段上といった所ですかね(主観)。競合CPUである Intel Core i3-12100F と Intel Core i5-12400F の中間くらいの性能で、価格はCore i3-12100Fより安いという高コスパCPUです。
マザーボード
マザーボードは MSI B560M PRO-E です。価格は9,800円。

ただしこのマザーボード、結構キツイ制約があります。多くのマザーボードはメインメモリを4枚まで挿すことができますが、こちらのマザーボードは2枚までしか挿せません。メインメモリのアクセス速度は4枚挿しのマザーボードより劣り、メインメモリを増設したい場合は空きスロットが無いという状況に遭遇する可能性があります。
まあ1万円切ってるからヨシ!!!
ちなみにWi-FiとBluetooth通信も出来ないので、欲しかったら無線カードかドングルを買いましょう!
グラフィックボード
グラフィックボードは命です。ここはケチっちゃいけません。選択したのはこれ。

玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3060-E12GB/OC/DF です。ケチるなとか言いながら玄人志向かよ RTX 3060搭載グラフィックボードとしては安い部類に入ります。価格は47,900円。PC代の半分くらいがこいつで吹っ飛んでるのヤバイですね。
実はVRChatは少し特殊なゲームで、VRAMを凄く食います。VRAMは描画する上で必要な専用メモリで、ボード中に組み込まれているので増設出来ません。
このグラフィックボードのVRAMは12GBです。上位モデルであるはずのRTX 3060 Ti、 3070、3070 Tiは8GBに留まっており、VRChatに限って言えばそれらより安いRTX 3060を選択したほうが快適ということもしばしば。RTX 3060は数十人規模の大人数が集まる場面でなければ快適にVRChatをプレイできます。正にVRChat向けという感じ。現状高コスパ機と言ったらRTX 3060一択!
これ以上の快適さを求めるとRTX 3080 12GB版かRTX 4070 Ti以上を選択することになります。価格は12万円後半から。たっけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
注意点 : RTX 3060にはVRAMが8GBのものも存在しています。筆者のグラフィックボードのVRAMは8GBですが、割とすぐにパンパンになります。購入前にしっかり確認して、12GBのものを選択して下さい!!!!!!!!!!!!!!
メインメモリ
メインメモリは F4-2666C19S-16GIS を2つ。前述のマザーボードの制約で、8GB4枚ではなく16GB2枚です。価格は4,370円×2=8,740円。
16GB2枚がセットになった商品もありますが、今回はこれを2つ買ったほうが安上がりだったのでそっちにしました。

VRChatはVRAMだけでなくメインメモリも食います。16GBでも動きはしますが、出来れば32GB欲しいですね。32GBあればVRChat以外の大抵のタスクもサクサクこなせます。 Cities; Skylines をMOD・アセット盛り盛りでプレイしたいなら64GB必要です!
ストレージ
ストレージは P2 CT1000P2SSD8JP をチョイス。価格は7,980円。

正直な所筆者はストレージに関して、SSDで信頼できるメーカーのモノなら割と何でも良いと思っています。なので価格重視で選びました。SSDと一口に言っても大きくSATA接続SSDとM.2接続SSDの2種類が存在します。SATA接続SSDよりM.2接続SSDの方がアクセス速度は速いです。以前は同容量でもM.2接続SSDの方が高かったのですが、最近はSATA接続SSDと大差ないレベルまでこなれてきました。接続も楽ですしね。
電源ユニット
電源は 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ で。みんな大好き玄人電源!価格は7,180円。

全体構成的にも電力爆食いなパーツはないため、650Wでも足りると判断。
一部のケーブルは電源ユニット本体から分離出来るセミプラグインというタイプの電源ユニットです。必要ないケーブルがケース内でプラプラすることがないので、整備しやすいかと思います。
ケース
ケースはPCの性能に直接関係するパーツではないため、よっぽど排熱効率が悪いケースでなければ基本的に何でも良いです。ただ、ケースのサイズによっては干渉したり入らなかったりするので、そこは注意が必要です。
今回は高コスパケースとして名高い Versa H17 にしました。筆者も使用している実績があります(などと)。半年前から1000円くらい高くなってるのが痛いですが、それでも良いことには変わりありませんね。

見た目にこだわりたいなら1万円、2万円、3万円確保して良いケースを購入しても良いでしょう。筆者はこれがほしいです。だれかください

OS
Windows 10 Homeでいいでしょう。価格は14,199円。

後継OSとしてWindows 11も発売されてますが、筆者の観測範囲ではWindows 10を使用しているVRChatプレイヤーが圧倒的多数ということ、後からでもWindows 11にアップグレード出来るという2点からWindows 10を選択。
合計金額
9つのパーツの合計金額は…
パーツ | 製品名 | 個数 | 価格(円) |
VRヘッドセット | Pico 4 | 1 | 44,444 |
CPU | AMD Ryzen 5 5500 | 1 | 13,478 |
マザーボード | MSI B560M PRO-E | 1 | 9,800 |
グラフィックボード | 玄人志向 GALAKURO GAMING GG-RTX3060-E12GB/OC/DF | 1 | 47,900 |
メモリ | F4-2666C19S-16GIS | 2 | 8,740 |
ストレージ | P2 CT1000P2SSD8JP | 1 | 7,980 |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-BK650W/85+ | 1 | 7,180 |
ケース | Versa H17 | 1 | 3,860 |
OS | Windows 10 Home | 1 | 1,4199 |
合計 | 157,581 |
157,581円 でした!安いなあ!!安い!!!(白目)
これに加えてHaritoraX 1.1 を買えばコミコミ20万円でフルトラッキング環境を整える事ができます。安い!!!!
おわりに
私は2022年10月にVRChatを初め、そこからズブズブと沼にハマっていきました。この記事もPico Neo3 LinkでVRChatに入りながら書いています。

こんな感じで。
好きな空間で作業出来るというのは精神衛生上かなり良いです。
15万円用意出来ましたか?さああなたもVRChatやりましょう!!!!
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